2月の内部研修は「Healing forest~癒しの森~」から明石二郎先生をお招きして認知症ケアの講義を受けました。
まずは“基礎編”として認知症の3つの種類①アルツハイマー型認知症②脳血管型認知症③その他の認知症(レビー小体型認知症、前頭葉側頭葉型認知症等・・・)を再確認しました。それぞれに原因と症状が違うことに合わせてケアも変わってくるため、専門職としてこの認知症の原因疾患を知ることはケア上必須とのことでした。
そしてその中で一番印象に残ったのが、認知症の主な症状として記憶障害(もの忘れ)見当識障害(認識のズレ)を伴う中核症状がありますが、それらを早くに察知し対応することで、その次に現れる周辺症状=行動障害「BPSD」を防げる(中核症状の進行で維持できる)とのことでした。その対応として最も大切なことは日々の関わり、見守りの中で「いかにその方の世界に合わせられるか」であり、その根本にはその方の状況や気持ちを理解することから始まり、私たちが目指す「利用者本位」につながるという事を改めて再認識させて頂きました。
どのお話も聞いていて引き込まれ、現場での実践ケアに役立つとても興味深いお話ばかりで次回の“応用編”“テクニック編”への参加意欲を掻き立てられました。